GREEN HOUSE GH-ACG173SDB
GREEN HOUSEのGH-ACG173SDBという液晶モニタを紹介します。
○良い点
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最近流行りのグレア(ピカピカ)パネルではありません。暗い部屋で電気をつけて使う分には、まったく不満はありません。
日光の入る明るい部屋では使ったことないので、それについてはちょっとコメントできません。
デジタルDVI接続ができる製品の中では、かなり安いと思います。デジタル接続をすると、画像がクッキリします。
アナログ接続の場合、PCのビデオカードでいったんアナログ信号に変換し、モニタで再びデジタル信号に戻して表示をするのでぼやけてしまいます。
ただ、デジタル接続の弊害として、クッキリしすぎるのでTVキャプチャした動画などは、粗が目立ってしまいます。まあ、これはモニタのせいではないですけどね。
液晶パネルには、TN・VA・IPSという3つの方式があります。最近応答速度が8msとか言っているのは、TNパネルです。TNパネルは値段が安いですが、視野角が狭い(左右や上下から見ると色が変わる)です。VAやIPSは値段が高いですが、視野角が広いです。デザイン系の仕事で使うならVAかIPSでしょう。
まあ、家で見る分には正面から見ればいいわけで、TNでも特に不都合はないですね。
さて、よく出てくる「応答速度」という言葉ですが、実はこれって定義が曖昧なのです。特にTNパネルを採用した製品で高速な応答速度を謳っている製品が多いですね。
液晶を買うにあたってちょっと調べたのですが、TNパネルの場合は色によって応答速度が違ったりするそうです。「応答速度○ms!」とか大々的に宣伝しているものは、その中で一番早い応答速度を言っているだけではないか?といったような情報があちこちに見られます。なので、あまり応答速度ばかり気にして買うのは良くないかもしれません。
VAやIPSは、色による応答速度の変化が出にくいそうです。しかし、10msを切るような製品は、まだ登場していません。
最近いろいろと話題が出ていますが、数年以内に次世代(有機EL、SED等)の薄型テレビ/モニタが登場するようです。これらは液晶やプラズマよりも発色が良く、省電力で残像感がないに等しいそうです。
今、液晶などに高いお金を払うくらいなら、これらの次世代製品を待つか、安い液晶で我慢するのが得策ではないかと思いました。
ちなみに、液晶やプラズマよりも、ブラウン管が一番きれいだって知っていましたか?SEDはブラウン管とほとんど同じような表示方式なので、一番ブラウン管に画質が近いようです。個人的に、一番気になっている方式です。
リンク先にありますが、液晶よりも省電力というのがすばらしいですね。
話がそれてしまいましたが、GH-ACG173SDBはとてもコストパフォーマンスの良い製品だと思います。ブラウン管からの変更でも、まったく不満はありません。画質を神経質なほど気にしない人に、ぜひオススメの製品です。
テキストエディタのウィンドウをぐりぐり動かすと、字がにじむ(残像が出る)のがちょっと気になります。しかし、ぐりぐり動かしながら読むなんてことはどう考えてもしないので、問題ないでしょう。
また、同様の理由で高速スクロールするゲームには向かないと思います。RPGとかだったら大丈夫じゃないでしょうか。
ちなみに、GREEN HOUSEというメーカーはメモリで有名なメーカーです。保証も作りもしっかりしています。
初版:2005/06/05
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