すごい動画がありました。
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/21/news089.htmlえーと、なんのことか分からない人のために簡単に説明します。
先月、マイクロソフトのゲーム機「Xbox360」用の入力機器「Kinect(キネクト)」が発売されました。
これはWiiのようなコントローラーを持つ必要がなく、Kinectがカメラやセンサーで人の動きを感知し、それをゲームに反映するための装置です。
で、これをパソコンで使うためのドライバを有志が開発しました。
そしてリンクの動画では、自分が動いたその動きをモーションキャプチャし、リアルタイムで初音ミクの3DCGに反映して動かすというものです。
それだけだったら既に海外の人がYouTubeにアップしているのですが、この動画ではさらにHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を使い、それの傾きセンサーも使って視点をリアルタイムに移動しています。
一番感動したのは、最初の動画の1:17辺り。
自分の左手を見ると、それが初音ミクの左手になっているのです。
子供の頃、そんな映画と見たような気がします。
これがどんなふうに使えるかと言いますと、例えば野球ゲームだったら、ボールの動きを本物と同じように目で追って打つことができます。
もちろん、よそ見をしたらボールが視界に入らなくなり、向いたほうの景色が見えます。
テレビに繋いだゲーム機では、そんなこと出来ませんよね。
見えるのは決まった視点、決まった風景で、ボールから視線を外したらテレビの横の壁が見えるだけです。
昔、バーチャルリアリティなんて言葉が一時期話題になった頃、こういうものができるようになるなんて話がありましたが、それがようやっと現実的になってきたわけです。
しかも、大掛かりな特別な装置など必要なしに、個人が普通に買える値段で実現できるんです。
もう何年かしてPCがもっと高性能になり、ファイナルファンタジーみたいなすごいCGが個人のPCでもリアルタイムレンダリングできるようになったら、美しい仮想の世界の中を歩き回れるようになるわけですね。
HMDで向いた方向の景色をリアルタイムにレンダリングしてくれるから、例えば世界の名所をCGで再現し、まるで本当にそこに居るかのような体験ができてしまうわけです。
久しぶりにものすごく感動して興奮しました!!